○戯論遊戯○

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■ジブリ作・豪華版「まんが日本昔ばなし」 ジブリ美術館短編映画『ちゅうずもう』

ジブリの森のえいが『ちゅうずもう』
 

  むかしむかし山奥に住んでいたジイとバアは、
  くる日もくる日も山の畑を登ったり下りたりしながら、
  ぐだぐだにくたびれて暮らしていました。
  ある晩ジイが外に出ると、どこかへと向かうねずみたちを
  見かけます。こっそり後をついていったところ、ねずみたちは
  集まって相撲をしていました。自分の家のねずみたちが負けて
  ばかりいるのを知ったジイとバアは、ねずみたちのために
  サンマの団子や豆腐の田楽を用意します。
  さあ、今度の勝負はどうなるでしょう。
  民話「ねずみのすもう」を題材にしたお話です。

 場所:ジブリ美術館
 期間:2010年1月3日(火)~ 3月31日(水)
 時間:12分55秒
 原作:日本民話より
 企画・脚本:宮崎駿
 絵コンテ・監督:山下明彦
 音楽:渡野辺マント

 2010年1月3日から公開されたスタジオジブリの最新作を観てきた。ジブリは長編映画をつくるかたわら、ジブリ美術館専用の短編映画を今まで6本つくってきた。どれも十数分と短いものではあるが、その内容と映像のクオリティはジブリ制作とあって、珠玉揃いといえる。ただし、三鷹にあるジブリ美術館の映画館「土星座」でしかみられないため、ジブリ好きの人でも観る機会がなかなかないのではないか(DVD化は12本つくるまでしないらしい)。むしろ、その短編映画の存在すら知らないという人も多いのだろう。今回は、ジブリの短編映画の紹介も兼ねて、ジブリ美術館の短編映画としては7本目の作品『ちゅうずもう』について語りたいと思う。

 民話が原作ということだけあって、雰囲気はまるで「まんが日本昔ばなし」。阿川佐和子が語り手で、山奥に住むジイとバアの声も兼任していた。ねずみのすもう対決がこの映画の一番の見所であるのだが、この映画で出てくる料理「豆腐の田楽とサンマのダンゴ」も見逃せない。パンフレットによると、宮崎駿は、「たんぼ(水田)のない山の村の人々のごちそう」について興味があって、それを描くことが今回の映画制作の動機の一つなんだそうだ。味噌ダレがしたたる田楽と、油がのったサンマ入りのそばダンゴを食べるねずみたちの表情をみると本当に美味しそうで、食べたら力がつきそうだと思わせるものだった。
 肝心のすもうのシーンについて。まず、行司役のカエルの動作がコミカルで楽しい。勝負が決まったあとの動作がいちいち笑えた。判定がきわどいときには、カエルの親方連による「物言い」がつくなど、そのディテールも面白かった。ジイ・バアのねずみたちと巨大な白ねずみたちとの対決は手に汗握る展開で、アニメーションとしても必見の出来。「まんが日本昔ばなし」と雰囲気が似ていると最初に書いたけれど、アニメーションの面では比較するのはおこがましい。さすがジブリといった感じ。豪華版「まんが日本昔ばなし」を堪能できるのは、『ちゅうずもう』だけだ。すもうの勝負の結果について詳細は語らないが、ねずみたちのすもうにかける熱狂と自分の家のねずみたちを応援するジイ・バアの姿には元気をもらった気がした。


 鳥獣人物戯画より、相撲を楽しむ動物たち。『ちゅうずもう』にも流れる精神。





 昔話をもとにしたアニメが昨今あまりないだけに、この『ちゅうずもう』をみて、元気をもらった反面、今のTVアニメでの「昔話アニメ」の不在の現状に悲しくなった。アニメ製作者は、大きなおともだちのオタクや腐女子ばかりに目を向けないで、こどもたちのためにもアニメをつくったらいかがだろうか。内輪向けのアニメ制作にも限界がきている今、こうしたアニメの復興が望まれていると私は思う。

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テーマ:スタジオジブリ - ジャンル:映画

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  1. 2010/01/17(日) 03:18:40|
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Author:紫の豚

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