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■帰ってきたアリス ティム・バートン監督『アリス・イン・ワンダーランド』



 3D映画としては『アバター』に続いて2本目の映画鑑賞となった『アリス・イン・ワンダーランド』。前回も実はそうだったけど、日本語吹替版で観る。なぜ吹替版かというと、ただでさえ3D映画はそうでない映画よりも映像的に眼が疲れやすいし、字幕版で観るとさらに疲れてしまうそうだからだ(3D映画についてのある記事にそう書いてあった)。吹替版であっても、3Dの映像に慣れてないせいか、映画の観始めは、眼だけでなく、視神経が繋がっている脳まで情報処理でヒートしているのが自分でわかる。まあ、時間が経てば、慣れるのだけれど、毎回こんなんじゃ、正直困りますよね。

 映画の内容について。よく知られている「不思議の国のアリス」の物語から13年後の19歳になったアリスが、貴族から婚約を迫られるがどうしたらいいかわからなくなり、再び不思議の国に戻ってくるお話である。この映画の肝は、不思議の国のクリーチャーの造形にある。口が裂けた常時笑い顔のチェシャ猫をはじめ、トランプ兵の甲殻類を思わせる身体(鎧?)、赤の女王の城にいる喋るカエルや魚のヌメヌメ感など、造形的なフェチが感じられるキャラが多く、実にいい。この造形的なフェチ感がこの映画の一番の見所である。姉妹である赤の女王と白の女王の王冠をめぐる争いに巻き込まれるアリスの物語は、『アバター』と同じように王道的で、さらにやや時代遅れの勧善懲悪ものとすら感じられたので、物語的には特筆すべきことはない。おそらくこのような感じ方をしたのは同じ「不思議の国のアリス」がモチーフとなっているだろう宮崎駿の『千と千尋の神隠し』での湯婆婆と銭婆との関係性に似たものを感じ、その関係性だけでなく、問題の解決と物語の幕の引き方に『千尋』と『アリス』との大きな差を感じたからだろう。アメリカ人にとっては、『千尋』のような展開はわかりづらく、カタルシスが得られないかもしれないが、日本人にとっては、『アリス』が人によっては物語的に安っぽく感じられてしまうかもしれない。逆をいえば、『千尋』も『アリス』と似たような展開になりうる可能性があったともいえる。さて、話が『アリス』自体から大きく離れてしまったが、最後に『アリス』について勿体無かったと思ったことを指摘して終える。赤の女王の恋人かつ側近役のキャラを、なんでもっとクリーチャー的造形にしなかったのか?不思議の国にあって、あんまり不思議さを感じられない見た目であった。もう少し気持ち悪くても良かったと思うが、製作者のディズニーが大衆に媚びてしまったのかもしれない。
 もう少し冒険して欲しかったよ。ディズニーさん。



テーマ:アリス・イン・ワンダーランド - ジャンル:映画

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  1. 2010/04/17(土) 22:53:25|
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