○戯論遊戯○

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■エロティシズム・ガイド 相馬俊樹『禁断異系の美術館3 エロスのハードコア』

相馬俊樹『禁断異系の美術館3 エロスのハードコア

   さまざまな異端芸術を発掘・紹介する
   禁断異系シリーズ第3弾!
   今回は、よりハードコアでディープな表現をする
   アーティストをピックアップ!
   極限まで突き進んだラジカルな作品群を解題し、
   また、その源流としての古典ヌードを
   エロスの見地から読み解く。

 禁断異系の美術館シリーズでとりあげられる作家たちは、その作品のいくぶん異質な性質から、絵画を紹介するTV番組やポップな雑誌ではまずお目にかかれない。注意して情報を求めないと、通常私たちの検索にはかからない類の作家たちである。このシリーズの本をどれでもいいから、一読してみるといい。本当に"禁断異系”と冠が付くだけのことがあると、あなたは納得できるだろうから。現代のエロティック・アーティストを海外国内を問わずにコンパクトに解説・紹介し、まとめたものとしては私の知る限りでは唯一無二で、このような本を出版したこと自体が賞賛に値すると思う。シリーズ一冊目巻頭にある沙月樹京の言葉にもある通り、埋もれたり排除されがちな異系の作家たちと私たちが出会うきっかけにこのシリーズがなってくれるだろう。

 シリーズ三冊目の『禁断異系の美術館3 エロスのハードコア』は「エロスのハードコア」と言うだけあって、今までのシリーズの中でも一段と過激な内容である。『禁断異系の美術館1 エロスの畸形学』と『禁断異系の美術館2 魔術的エロスの迷宮』では国内外の絵描きのアーティストも紹介されていたが、『禁断異系の美術館3』では巻末に古典的な裸婦画についての3つの論考があるのを除いて、本物の女体を写す海外の写真家たちの紹介が主な内容になっている。紹介される写真集の中身はエロティックというよりもむしろポルノティックではあるが、相馬俊樹のエロティック・アートに関する豊富な知識をもとに記述される解説によって、アートとポルノの断絶が架橋され、エロよりも深いエロスの世界へと私たちを導いてくれる。この本で紹介される写真集のほとんどが日本では簡単には手に入らないものであるため、この本で紹介される写真集の図像をいくらか垣間見れるだけでもこの本の価値はある。
 作家や写真集の詳細についてはあえて語らないが、興味を持ったのだったら、ぜひ手にとって実際に自分の眼でみてほしい。きっとそこには、あなたの知らない魅惑的なエロティック・アートの世界が待っているだろうから。



テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

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  1. 2010/05/12(水) 04:31:22|
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