○戯論遊戯○

無知蒙昧な人間が記す、ブログ。日々勉強。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
English Here
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

■感想 高畑勲『一枚の絵から 海外編』

高畑勲『一枚の絵から 海外編』岩波書店

  漫画映画監督である著者は、美術への強い関心から、
  こまめに展覧会に足を運び、図録を開き、たくさん
  の芸術作品をみてきました。そのなかから出会った
  “この一枚”について、縦横無尽に、古今東西を駆
  け抜けて書かれたのがこの本です。思いと興味はい
  ろいろに、一枚の絵から広がる豊かな世界。
  三十余作品をカラー図版とともにご紹介します。

 金欠なのについ誘惑に勝てずに買ってしまった。2940円。図版の印刷や著作権料などで色々お金がかかるためだろうか、普通の書籍と比べると高畑ファンの私でも、ちょっとお高いんじゃないのと思うぐらいだ。値段についてブツブツと言いたいことはあるが、内容に関しては文句ナシだった。さすが東大仏文卒だけあって、高畑勲は教養の香りがする美文を書く。しかも、読みやすい。絵をみる見方も(美術史の文脈上重要であるというよりも)あくまで絵そのものの面白さを重視しているため、美術にそんなに詳しくない私にも楽しめる本だった。この本に掲載されている絵は、高畑の個人的な好みの選択によっているため一般的には有名ではない絵も多くあったが、こんな絵や絵の見方があるのかという意味でいい勉強になった。


 以下、今回読んだ本で紹介されている絵の中から私が気に入ったもの



ドーミエ「ドラマ」
 舞台の上で何かが起こっている。それを見入るように眺める観客たち。この絵をみて、なぜだか私はデヴィッド・リンチの映画が思い浮かんだ。


クレー「蛾の踊り」
 擬人化された蛾の飛翔する一瞬。地上に圧し留めようとする引力が、蛾の身体全体に十字架の形をとって襲い掛かっているようにもみえる。



テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

English Here
  1. 2009/12/15(火) 03:26:19|
  2. book
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<■横溢する音楽 □□□(クチロロ)『00:00:00』&神聖かまってちゃん『ロックンロールは鳴り止まないっ』 | ホーム | ■母親殺しの物語 村上春樹『スプートニクの恋人』>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://purplepig.blog28.fc2.com/tb.php/3-23c500ec
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

紫の豚

Author:紫の豚

twitter

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

book list

FC2カウンター

最近のコメント

ブログ内検索

google ad

カスタム検索

ad

blog ranking

人気ブログランキングへ

book log

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。